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「宇宙スパコン」の検証終える 米HP、NASAにサービス本格提供

国際宇宙ステーションに到着したスペースX社のドラゴン宇宙船=2017年8月16日(NASA・AP)
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 米ヒューレット・パッカード(HP)は、国際宇宙ステーション(ISS)でスーパーコンピューターを1年間運用し、予測不可能な宇宙線など過酷な条件での耐障害性の検証に成功したと発表した。米航空宇宙局(NASA)に対し、本格的に宇宙におけるスパコンサービス提供を始める。

 高度約400キロのISSであれば、光や電波(秒速30万キロ)の信号は一瞬で届き、緊急事態が起きても地上に助けを求められるが、例えば太陽までの距離ともなると片道で8分19秒かかる。今後、宇宙開発の対象が太陽系に広がるに当たり、地上に頼らず自船内でスパコンやAI(人工知能)などを使って対処する必要が出てくる。

 HPとNASAは昨年8月、1テラフロップス(毎秒1兆回の演算速度)の性能を持つスパコンのモジュール「スペースボーン(宇宙搭載)コンピューター」をISSに打ち上げた。障害があっても計算処理を継続できるよう、ハード的な対策ではなく、ソフトウエア的な対策のみ施しており、約1年にわたる検証で無重力環境や予定外の停電、放射線の照射などに耐えられることが証明された。

 HPでは今後、スパコンサービスを本格的に提供することで火星など遠方への宇宙探査を支援していくとしている。

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