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教員研修にネット活用 茨城県立高の50%超が導入

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 ICT(情報通信技術)教材を活用した授業が導入される新学習指導要領への対応や教員の勤務時間削減に向け、インターネットを使った教員研修が茨城県の県立高で拡大している。遠隔地のモデル授業の見学や、出張にかかる所要時間の短縮などが可能となり、若手教員を中心に成果が現れている。

 「授業の質に違いを感じるようになってきた」

 同県立緑岡高(水戸市笠原町)の高村祐一校長は4月から導入した新たな研修システムに手応えを感じている。

 同校が取り入れたのは、東京都の教育ベンチャー企業が運営するウェブサイト「Find!アクティブラーナー」だ。同サイトには全国の教員によるさまざまな教科の授業動画が公開されている。会員登録した教員らは2千本以上の動画を視聴できる。

 モデル授業では、生徒らが議論しながら考えを深める「アクティブラーニング」など、平成32年度に小学校から始まる新学習指導要領の導入を見据えた授業が展開されている。

 高村校長は「教員はいくつもの動画を見て、良い部分を吸収し、良質な授業を作っている」と語る。同校では、英語や数学、理科系の授業でプロジェクターを活用した授業などが行われており、「板書に授業時間の大半を費やさずに済む授業の効率化」(高村校長)も進んでいるという。

 これまでは授業見学のために出張が必要となるなど研修に多くの時間を要したほか、参加できる人数にも限りがあった。サイトの導入で授業見学にかかる時間を短縮でき、全教員が手が空いたときに必要な授業を見学できるようになった。

 サイトの運営会社によると、同県の県立高96校のうち51校が8日時点でサイトによる研修を導入しているほか、同県古河市では教育委員会単位で導入するなど公立小中学校にも広がりをみせている。高村校長は「サイトには授業のICT化に必要な機材や指導方法などが示されている。新学習指導要領の導入に向けて準備を進めていきたい」と話している。(丸山将)

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