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長谷川町子さん戦後初作品発見 45年9月掲載6こま漫画

長谷川町子さん
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 人気漫画「サザエさん」の作者長谷川町子さん(1920~92年)の、戦後最初の作品とみられる6こま漫画が見つかった。関係者は「戦意高揚を求められる状況から解放され、国民に寄り添い自由に描ける喜びが垣間見える。長谷川作品の分岐点だ」と評している。

 6こま漫画は、西日本新聞社(福岡市)が45年9月に発行した雑誌「青年技師」に署名付きで掲載されたもの。「さあ!がんばらう」という表題で、少年2人が「タタカヒハ ツヒニオハッタ」と手を取り合って泣く場面から始まる。

 少年らはその後、衛生面を改善するためのごみ箱作りと、遊び場を整備するためのくい打ちを、気合を入れて競い合う。

 福岡市博物館の有馬学館長(73)が今年1月、同社で資料調査中に掲載誌を見つけた。「8月15日の終戦日を描いたとみられる。少年らの変わり身が早いことから、新時代に向かって頑張ろうという兆しが見える」と語る。

 長谷川町子美術館(東京)の橋本野乃子学芸部長(54)は「終戦から翌月までに作品を掲載した媒体は出てきておらず、戦後第1作で間違いない。戦争が終わりほっとする純粋な感情が表れている」と指摘する。

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