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【動画】ドローン、「目視外」で初の荷物輸送 福島 郵便局間9キロを16分

浪江郵便局に到着する、荷物を積んだ小型無人機ドローン=7日午前、福島県浪江町
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 日本郵便は7日、小型無人機「ドローン」を使った荷物輸送を福島県内の郵便局間で行った。操縦者が機体を視認できない範囲で運行する「目視外飛行」は国内初めて。南相馬市と浪江町の郵便局間の約9キロを、16分で飛行した。

 記念すべき初飛行は7日午前9時。南相馬市の小高郵便局屋上から浪江町の浪江郵便局の屋上まで、郵便局で使うチラシや書類など約2キロの荷物を運んだ。

 離陸を見守った同市の門馬和夫市長は、荷物の中に地元の小学生の描いた絵6枚と高校生が作ったお菓子を入れ、着陸地点で待つ浪江町の吉田数博町長に送ったことを明かし、「新たな復興の一歩。生活面での活動でいろいろな可能性を探っていきたい」と語った。

 機体は高さ48センチ、幅117センチ、重さ6・9キロ(バッテリー含む)。これまで両郵便局間の荷物は、軽自動車が約25分かけて運んできた。水平での最高時速72キロのドローンだと時間短縮のほか、人手不足が深刻な山間部や離島などでの業務効率化にも期待がかかる。浪江側で着陸を見届けた吉田町長は「物流の転換点になる。(地元に戻る)帰還者がまだ少ない中、ありがたい事業だ」と話した。

 航空法の規定で、ドローンは操縦者や補助者が常に目視で機体を確認する必要があったが、9月に規制が緩和され、高度150メートル未満で第三者の立ち入る可能性が低い場所での飛行などを条件に、目視外飛行が認められた。今回は緩和後、初の荷物輸送で、来年3月まで毎月第2、3週の火、水、木曜日に両郵便局間で実施。書類のほか、ゆうパック配送など実サービスでの活用の枠を広げ、全国での実用化を目指す。

 東日本大震災、東京電力福島第1原発事故からの復興を目指す福島県は、被災した浜通り地区を先端技術研究開発拠点とし、南相馬市に実験施設「福島ロボットテストフィールド」などを設置している。同市は国交省が進める国内5カ所のドローン配送実用化推進調査検証実験地の1つ。

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