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【書評】『上皇の日本史』本郷和人著 日本史を貫く原理が見えてくる

本郷和人著『上皇の日本史』(中公新書ラクレ)
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 近代史上初の天皇譲位が行われる来年、約200年ぶりに復活することになる「上皇」。歴史上、上皇は天皇より強い力を持っていたが、引退した君主が現役君主よりも優位に立つ仕組みは、世界的に見てもきわめて特異だった。

 なぜ、そうしたシステムが生まれ、定着したのか。本紙連載でおなじみの東大史料編纂(へんさん)所教授が、中世史を中心に古代から現代までをたどる。天皇位という「地位」よりも、天皇家の中で頂点に立つ「人」の方が優先されたのが上皇だった。官職や地位ではなく、血統や人が優先されるという日本史を貫く原理が見えてくる。(中公新書ラクレ・880円+税)

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