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「50年に一度の霜降り」福島牛 生産者に知事感謝状 飼育の極意は「系統に尽きる」

勝忠安福から生まれた「中ノ沢11」と「中ノ沢21」=30日午前、福島県家畜市場(内田優作撮影)
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 「50年に一度の霜降り」福島牛として話題の種牛「勝忠安福(かつただやすふく)」(福島県農業総合センター畜産研究所所有)の生産者に30日、福島県は知事感謝状を贈った。8月31日に県指定の「基幹種雄牛」に認定後、注文が殺到したことなどが理由だが、生産者の同県古殿町の畜産業、石井利行さん(60)は「飼育のノウハウというより、系統に尽きる」と語った。

 感謝状は、県産肉用牛の品質向上に貢献した生産者に贈られるもので、正式には「県肉用牛改良推進功労者知事感謝状」といい、年に1人程度が受賞する。県家畜市場(本宮市)で行われた贈呈式で石井さんは、「光栄なことです」と笑顔を見せた。

 勝忠安福は平成24年に石井さんの牧場で生まれ、生後6カ月で県に引き渡された。霜降り牛の飼育法として「ビールを飲ませろ」などの俗説があるが、石井さんは笑って否定し、「系統に尽きます。要は母牛が良かったからです」。

 母牛は「やすこ」といい、その系統に着目した石井さんは、10カ月のやすこを競り落とした。系統とは血の系譜。肉質の柔らかさや霜降り具合の素養を見こして買い上げた。見立ては当たり、やすこから生まれた子牛は評判がうなぎ上りで、「うちの牧場の名前も売れた」。

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