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「十番碁」企画の正力松太郎、囲碁殿堂入り

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 日本棋院の第15回囲碁殿堂表彰委員会が29日、東京都千代田区で開かれ、読売新聞社社主を務めた正力松太郎(1885~1969年)が選出された。対立していた日本棋院と、別団体の棋正社の間を取り持ち院社対抗戦を実施したことや、昭和14年に一世を風靡(ふうび)していた呉清源(ご・せいげん)九段(1914~2014年)と、ライバル関係にあった木谷実九段(1909~75年)の十番碁を企画したことなどが認められた。

 日本棋院の団宏明理事長ら14人で構成される囲碁殿堂表彰委員会を代表し、会見した藁科満治・元参院議員は「十番碁などは、囲碁と庶民をつなぐ画期的なイベントだった。委員からは“昭和囲碁界隆盛の父”という声もあった」と選考結果を明かした。

 囲碁殿堂は、日本棋院80周年事業の一環として平成16年に棋院内に設けられた。これまで徳川家康や本因坊算砂ら棋士や囲碁普及にかかわった人物を選出、顕彰レリーフを製作し、殿堂内に展示してきた。正力は22人目。

 昨年は多くの俳句や随筆などに囲碁に関する作品を残してきた正岡子規(1867~1902年)が選出されている。正力は子規に続き、先行する野球殿堂入りと重複する2例目になった。

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