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【ゆうゆうLife】血友病 出産時は母子にリスク…保因者にも医療を

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 「確定」と「推定」に

 どんな人が保因者に該当するのか。確定保因者と推定保因者に大別される。確定保因者は(1)父親が血友病(2)2人以上の血友病の子がいる(3)1人以上の血友病の子がいて、母方の親類に血友病の人がいる-のいずれかに該当する女性。

 推定保因者は(1)1人の血友病の子がいる(2)母方の親類に血友病の子がいる(3)兄弟に血友病の人がいる-のいずれかだ。確定診断を受けるかどうかは本人の判断次第だが、推定保因者でも、健康上の問題が生じないか、常に気を付ける必要がある。

 「保因者の出産には特に配慮が求められる。妊産婦自身のケアのほか、血友病の新生児の出血を予防することが課題だ」と佐道俊幸(さどうとしゆき)奈良県立医大准教授(産婦人科)。

 佐道さんによると、血友病の新生児は頭蓋内出血のリスクが健常児の約44倍という英国の研究がある。発見が遅れると後遺症が出たり、命に関わる事態になったりする恐れがある。

 受け皿に課題

 佐道さんも加わって日本産婦人科・新生児血液学会が昨年まとめた、保因者の出産に関する指針では「血友病専門医と産科、小児科の連携」「妊娠中の凝固因子測定と適切な投薬」のほか、吸引器などの器具を使う出産を避けて、帝王切開は早期に判断するよう求めた。

 大阪医療センターの西田さんは、体調不良や家族歴などから思い当たる場合は女性に受診を勧めるよう、全国で医療者向けに講演している。

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