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第7回河野裕子短歌賞決まる 切なさ、力強さ伝える

選考に臨んだ(左から)島田幸典、池田理代子、東直子、俵万智、永田和宏の各氏=9月25日、大阪市浪速区の産経新聞大阪本社(渡辺恭晃撮影)
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 「第7回~家族を歌う~河野裕子短歌賞」(産経新聞社主催、京都女子大学共催)の入賞作品が20日、発表された。応募総数1万5262首。歌人で河野さんの夫、永田和宏さんら5人の選者が選考会に臨み「家族の歌・愛の歌」「自由題」「青春の歌」の河野裕子賞(最優秀賞)などを選んだ。選考経過は次の通り。

 東 「家族の歌・愛の歌」部門の〈夢に見る息子はいつも幼子で手をさしのべて助けてやれる〉。切ない歌ですね。息子さんは成長しちゃっているんですよね。私も、子供が思春期ぐらいのとき、小さいころの夢をよく見ました。

 俵 もう決して助けてやれない、という現実を歌ったところが切なくて。とても好きな歌です。

 島田 「夢に見る」とあり助けてやれないと認識させられる。昔のように助けてあげられないけど助けたい-。複雑な心理を歌ったところにひかれます。

 永田 「自由題」の作品で心に残ったのは〈見送りに「てがみ」と指で書いた窓廃線の駅今は紫陽花〉。ノスタルジックな歌です。出征のときの歌かもしれないし、就職、単身赴任をするときの歌かもしれない。メールがない時代であったことは確かで、手紙だけが唯一の手段。その時代の記憶が今、廃線になった駅に立って詠まれている。

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