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【最期のとき】洋画家・タレント・城戸真亜子さん 義母・トミエさん その日の出来事、絵日記に 神様がくれた「もう一度」

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 亡くなる数日前、酸素濃度が低くなり、「救急に運びますか、かかりつけにしますか」と聞かれ、とっさに「救急救命に」とお願いしました。ところが搬送先で「ここにいらしたということは心肺蘇生(そせい)をするってことでよろしいんですね」と聞かれて、はっとして。2日後にかかりつけに転院しました。今後のことを話そうと家族みんなで病院に行った日に、義母は静かに命を終えました。

 --振り返って今思うのは

 実の両親にちゃんとできなかった分、神様がもう一回チャンスをくださった。そう思って介護してきました。時々、私がお食事を食べさせて無理に生かしてしまったのかな、気持ちをちゃんと考えてあげていたのかなあ、と後悔してちょっと胸がつまったりする。でも、家族が亡き人に思いを巡らせる時間、それが人が命を終えて残していくものなのだと、今は思います。つらいけれど、それも味わい深いものです。

                   ◇

【プロフィル】城戸真亜子

 昭和36年、名古屋市生まれ。武蔵野美術大油絵学科在籍中にカネボウ化粧品キャンペーンガールでデビュー。女優・キャスターとして活躍の傍ら、創作活動も続け、平成10年にVOCA展入選。都市のパブリックアートも数々手掛ける。著書に「ほんわか介護」「記憶をつなぐラブレター」など。11月22日から新潟県上越市の大島画廊で「城戸真亜子展」を開催。

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 ≪取材を終えて≫

 ■書き切れぬ「濃密さ」

 「着物をしゃんと着こなしおしゃれな方で」「桜がお好きで」…。ありし日の義母を城戸さんはとてもいとおしそうに語ります。介護をきっかけに同居すると季節の行事を大切にするようになったとか。「おはぎのあんこは寝かせておくとかたくなるのよ」と教えてくれた義母を「お姉さんのように思うこともあった」そうです。看取りまでの日々は濃密過ぎて、とても書き切れませんでした。(津川綾子)

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