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【最期のとき】洋画家・タレント・城戸真亜子さん 義母・トミエさん その日の出来事、絵日記に 神様がくれた「もう一度」

「昔は登山をしたの。足が丈夫なの」と言って車いすを押す城戸さんと代わろうとしたことも(城戸真亜子さん作・提供)
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- 洋画家でタレントの城戸真亜子(きど・まあこ)さん(57)は昨年11月、義母のトミエさんを95歳で亡くした。認知症のトミエさんに、城戸さんは「いつでも見て思い出せるように」と日々の出来事を絵日記に書き留めていった。13年間の介護を経て義母を見送った今も、城戸さんは「あの時、こうしてあげればよかったのかな」と、胸がつまることがあるという。

                   ◇

 --どんなお義母(かあ)さん?

 笑顔のかわいい、優しい人でした。必ず目を見て話す。車いすを押すと「私ばっかり悪いわね。代わりましょうか」って言うんです。ほとんど歩けないのに。思い出すたび、私の方こそありがとうって気持ちになります。

 --介護絵日記はいつまで

 亡くなるまでです。何げないその日の出来事、義母への感謝や尊敬など私の気持ちを絵にして。義母はよく「おや? なんでしょう」といって日記をニコニコと読んでくれました。

 --義母が自分では読めなくなっても書き続けたのは?

 義母とコミュニケーションを取り続けたかったからです。思い起こし文字にして初めて義母の気持ちに気づくこともあり、大事な時間でした。最後の約4年間は自宅から徒歩5分の特別養護老人ホームにいて、亡くなる前の1年はお昼に毎日通いました。口から食べてもらいたくて。匙(さじ)をちょうどいい角度で差し出すと本人も口を開けるんです。おいしいと感じたのか目に光がともるようなときもあり、生きる意思を感じました。

 --ほかにはどんなことを

 お花や果物など季節感のあるものを持参し話しかけました。何よりカニが好物だからカタログを見せて「注文しましょうか?」と呼びかけてみたり。特養の方々も誕生日に大漁旗を飾ってくれました。うれしい思い出です。

 --看取(みと)りを意識したのは

 亡くなる1年前でしょうか。冬と梅雨時に、特養から病院に運ばれるようになって。入院のたび医師に「覚悟してください」「心臓マッサージはどうしますか」と言われ、特養でも「そろそろ看取りの準備を」と言われていました。

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