PR

ライフ ライフ

奈良・黒塚古墳の発掘報告書 20年かけ完成

調査から20年かけて完成した「黒塚古墳の研究」
Messenger

 奈良県天理市の黒塚古墳(3世紀後半、国史跡)で平成9~10年に実施された発掘調査成果をまとめた報告書「黒塚古墳の研究」(八木書店)が約20年かけて完成した。調査にあたった橿原考古学研究所(橿原市)が編(へん)纂(さん)。B4判586ページでフルカラーの豪華版。「橿考研創立80周年を祝う会」が出版を支援した。

 報告書は3部構成。竪穴式石室や副葬品について解説し、「卑弥呼の鏡」とも呼ばれる33面の三角縁神獣鏡や鉄製品、木棺などの研究論文を掲載している。

 このうち、全国最多の出土数で注目された三角縁神獣鏡は、表と裏、ひもを通す鈕(ちゅう)の写真とともに、3次元計測画像、X線写真、実測図、失われた部分を示す鋳造欠陥実測図も掲載。また、甲(かっ)冑(ちゅう)を構成する小(こ)札(ざね)1111点の実測図を2分の1のスケールで載せ、刀剣類についても実測図とX線写真を掲載している。

 菅谷文則所長は「黒塚古墳の資料は今後の古墳研究の基準資料になる。調査から20年かかったが、報告書でその全てがわかる」としている。

 定価3万2千円(税別)。書店や橿考研付属博物館のミュージアムショップで取り扱っている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ