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【書評】『冷たい檻』伊岡瞬著

『冷たい檻』伊岡瞬著
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 北陸地方の村で「公安」の顔を持つ駐在警官が失踪する。その謎に迫るのが「調査官」の樋口だ。元警視庁刑事で今はある「組織」に所属。17年前に誘拐された一人息子は行方不明のままだ。

 謎を追ううち、村に建つ大型複合福祉医療施設が“捜査線”上に浮かぶ。出資元は中国の巨大製薬会社で、入居者は問題を抱える子供や更生が必要な青年、認知症の老人。渦巻く欲望が顔をのぞかせる中、施設に入居する青年の惨殺体が発見され、子供たちの間では「アル=ゴル神(しん)」の存在がささやかれる。物語は最終盤、樋口自身の過去に見事につながっていく。(中央公論新社・1900円+税)

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