PR

ライフ ライフ

【クローズアップ科学】独創貫き「道なき道」を歩む ノーベル医学・生理学賞の本庶佑氏の研究哲学

Messenger

 オプジーボで治療した患者から、感謝の言葉をもらうときが一番うれしいという。「何物にも代え難い大きな喜び。自分がやったことに意味があると実感でき、非常にうれしく思う」

 PD-1は、がんの治療をどう変えるのか。

 「英国のジャーナリストは、PD-1はがんにおけるペニシリンだと言っている。ペニシリンで感染症がなくなったわけではないが、その後、類似の抗生物質がどんどん見つかって、感染症を征服できた。PD-1から関連の治療法が次々と出てきて、がんは征服できるだろう。コントロールが可能になり、かなりのがんは完治できるだろうという展望だ。オプジーボは、がん患者の第一選択薬になっていくと思う」

 これまで治療が難しかったがんにも効果がある一方で、効かない人もいる。

 「基本的には全てのがんに効くが、効かない人をどうするかだ。より効かせるために、ほかの治療法との組み合わせの力が必要だ。効く人と効かない人の差が何によるのか、それを区別するものはあるのかということも大きな課題だ」

哲学 好奇心が原動力

 人生最初の転機は大学進学時に将来の進路を決めるときだった。勉強はどんな科目もできたので、外交官、弁護士、医師のどれを目指すかで迷った。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ