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【編集者のおすすめ】『「統一朝鮮」は日本の災難』古田博司著 進むべき道が見えてくる

『「統一朝鮮」は日本の災難』
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 韓国の親北左派は経済支援で北の核保有を助け、ロウソクデモで政権を奪取、南北接近で米中両大国を巻き込むことに成功しました。次の狙いは核を持ったままの終戦宣言と南北統一ですが、それを許さない中国は朝鮮半島を丸ごと緩衝地帯に戻すべく、影響力を行使するでしょう。

 北の体制維持を保証した米朝取引によって、在韓米軍の撤退は避けられなくなったというのが著者の見方です。韓国はすでに中国経済圏にのみ込まれ、自由主義陣営から離脱。玄界灘が米中衝突の最前線となる東アジアの未来は、日本にとって非常に厳しいものになると予言するのです。

 自由韓国はなぜ潰(つい)えたか。著者はその理由を、近代化の失敗による東洋的専制国家への逆戻りとみています。民主主義、法治主義、基本的人権の尊重などが満たされれば、韓国は立派な近代国家として正統性を得て、北朝鮮を凌駕(りょうが)できたのに、法治国家になれず、経済民主化に挫折し、国会改革で民主主義的多数決を放棄した結果、主体思想派が権力を握ったというのです。

 東アジアの東洋的専制国家群はいずれも左翼政権で、歴史問題を政治のてこに使ってきます。贖罪(しょくざい)意識だけでは乗りきれない状況になった以上、彼らの言い分を受け入れるだけでは未来は開けないと、朝鮮半島史の専門家として警告します。

 読者からは、地政学的変化に適応する新たな知見が詰まっている、日本の進むべき道がはっきり見えてくる、との反響が寄せられています。(飛鳥新社・1296円+税)

 飛鳥新社出版部 工藤博海

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