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【ボストンから一言(21)】「刀折れ、矢尽きたる思い」 朝鮮総督府庁舎解体に反対した韓国人女性

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 医師たちは、個人の診察室をもっておらず、廊下を挟んで両側にいくつもの部屋があり、医療助手が空いている部屋に患者を案内し、担当医を待つようになっている。室内にあるものは、清潔なベッド、共同のパソコン、そして洗面台と簡素なもの。学校の教員室のような広い部屋が診察室とは別にあり、そこで医師たちは自分専用のパソコンで仕事をしている。

 グンツール女医は「新しくできたがんは小さなものですし、腰の骨近くのものも確実ではありません。大きくなっていた2つは砕け、今までのがんは全く同じサイズですから、免疫治療は効いているとみなします。このまま同じ治療を続け、2カ月後に再度PETスキャンの検査をして経緯を見ましょう」と語った。

 ただし、残念ながら肝機能障害の示す数値が出たため、免疫治療は一旦中止に。この原因は免疫治療で生じた副作用なのか、私の内科医が処方したコレステロールの薬のせいかを調べることが先決課題となった。

◆       ◆

【プロフィル】新田多美子(Tamiko Arata) 大分県津久見市生まれ。73歳。1983年に米ボストンに移住し、日本などからの留学者向けに住居の手配、生活用品の買い物、車購入と自動車保険など生活の立ち上げサービスの仕事をしている。

 現在は、がん治療を受けながら働く毎日。治療では、スイスのロッシュ社による新薬の免疫チェックポイント阻害剤「アテゾリズマブ」を使っている。早く認可が出た米国で、実際の治療を通して知見が得られている最新治療を受けることを聞いた私の回りの日本医師たちは、口をそろえたように「幸運だ」と言う。

 日本が恋しいわけではないが、誰よりも日本を愛し誇りに思う。ボストンから見る日本や、少し変わった日常の出来事などをコラムにし、日本ではまだ認可されていない最新のがん治療の様子も紹介していきます。

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