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「世界戦でも勝つ!」…井山裕太七冠の牙城崩した許家元碁聖が就位式

第43期碁聖就位式で、日本棋院の団宏明理事長(左)が読み上げる允許(いんきょ)状を聞く許家元碁聖=12日、東京都港区の第一ホテル東京(伊藤洋一撮影)
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 今夏の第43期碁聖戦五番勝負(新聞囲碁連盟主催)で、囲碁七大タイトルすべてを保持していた井山裕太六冠(29)を破った許家元(きょかげん)碁聖(20)の就位式が12日、東京都内のホテルで行われた。日本棋院の団宏明理事長からタイトル獲得、就位を認める允許(いんきょ)状を授与された許碁聖は「初めての就位式なので、かなり緊張しています」と言いながら「井山さんが相手なので、悔いのない碁を打てたら、と思っていた。未熟ものですが、世界戦でも活躍できるように頑張っていきたい」と笑顔であいさつし、大きな拍手を浴びた。

 台湾出身の許碁聖は、平成25年に15歳でプロ入り。翌年、国際棋戦「第1回グロービス杯U-20」で準優勝すると、27年には新人王戦で優勝した。今期の碁聖戦五番勝負では、碁聖7連覇を目指していた井山六冠に対し、第3局(8月3日)で勝利し3連勝を達成。七大タイトル初挑戦ながら、プロ入り5年4カ月の史上最速で碁聖を獲得した。七大タイトル戦登場が49回目の井山六冠が、1勝もできずストレートで敗退するのは初めてのことだった。

 この日の就位式には高林拓二六段門下の棋士もお祝いにかけつけた。花束を渡した富士田明彦六段(26)は「当初は日本語もわからず苦労したと思う」と来日した7年前を振り返ったうえで「勉強熱心だったので強くなるとは思っていたが、まさか井山七冠にストレートで勝つとは」と弟弟子の快挙を手放しで祝福した。

 また、台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃ・ちょうてい)代表からは「許碁聖の成功は台湾の誇り。囲碁に興味をもつ台湾の若者に大きな励ましになる。台湾と日本の交流の架け橋になってほしい」とのメッセージも寄せられた。

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