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マグロ初競り「世界の豊洲」へ 渋滞に交通網課題

営業を開始した豊洲市場で行われたマグロの競り=11日午前、東京都江東区(古厩正樹撮影)
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 紆余(うよ)曲折を経て、当初の予定から2年遅れで11日、開場した東京都の新たな中央卸売市場の豊洲市場(江東区)。開場を待ちわびた卸・仲卸業者や買い出し客が未明から真新しい施設に集い、威勢の良い声が飛び交った。「世界の豊洲に」。築地を支えた目利きたちが豊洲に舞台を移し、新たな挑戦を始めた。

 午前5時過ぎには、卸売場で初めてのマグロの競りが始まった。赤身の見栄えが良くなるよう赤の補色の緑に床が塗られた売り場には、各地から集まったマグロが整列。集まった関係者は鋭い目つきで、マグロの断面から品質を見定めた。午前6時半には青果売り場でも競りが始まった。

 一方、卸から仕入れた鮮魚などを販売する水産仲卸売場では、築地市場時代からなじみの飲食店が各仲卸店舗を回っていた。水産仲卸大手の「山治(やまはる)」2代目社長の山崎康弘さん(49)は「世界の豊洲にできるかは自分たち次第。鮮魚の競り場が少し狭いが、仕方がない。早く買い物しやすい環境を整えたい」と話した。

 バスを乗り継ぎ1時間かけて買い出しに来た港区の「美奈登(みなと)寿司」店主、小守和義さん(79)は「(築地よりも)往復の時間がかかり、営業準備に影響が出るが、開場したばかりで良しあしは決められない。(業界全体で)豊洲を盛り上げていきたい」と意気込んだ。

 周辺では、引っ越しに伴う4日間の市場の休業で入荷量や買い出し客が増えた影響もあり、懸念された交通渋滞が発生。築地市場に比べ公共交通網が少なく、アクセス道路も限られるため、一時は乗用車で1キロ進むのに20分程度かかることもあった。

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