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「豊洲ブランド」定着なるか 新時代切り開く近代設備

【豊洲市場営業開始】営業を開始した豊洲市場で無数のターレが行き交う水産仲卸売場=11日午前、東京都江東区(古厩正樹撮影)
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 豊洲市場(東京都江東区)は83年の歴史を終えた築地市場(中央区)からバトンを引き継ぎ、日本の卸売市場の中核を担う新たな「日本の台所」としての期待がかかる。食品流通のあり方が変化し、全国的に市場の取扱量が右肩下がりとなる中、豊洲市場は築地にはなかった近代的な設備でこれからの時代を切り開き、「豊洲ブランド」の定着を目指す。

 国内の食品流通のあり方がここ数十年で様変わりし、業界による目利きの力で和食文化を支えてきた全国の市場にとっては厳しい状況が続いている。大手のスーパーなどが市場を通さずに産地や商社から直接仕入れを行う「市場外流通」が増加している影響で、全国の中央卸売市場の取り扱いは減少傾向にある。

 ピーク時の昭和62年で約80万トンだった築地市場の取り扱いも平成29年には38万トン余りまで半減。元年に1080あった水産仲卸業者が28年には558と、ほぼ半減している。

 今年6月に成立し、2年以内に施行される改正卸売市場法では、市場のあり方が大きく変わる。

 市場には産地から卸、仲卸、市場外業者の順で取引をするルールがあるが、改正法では大きく緩和。卸が仲卸を通さずに市場外業者とやりとりができるほか、仲卸が産地と直接取引できるようになる。取引コスト低下が見込まれ、消費者にとっては有益な法改正だが、市場内の競争は激化することが予想される。

 激変する中でスタートする豊洲市場を「販路拡大の好機」(築地市場から豊洲市場に移転した仲卸業者)と考える業者も多い。手狭だった築地市場(23ヘクタール)に比べ1・7倍の約40ヘクタールを誇る豊洲市場。常に外気の影響を受け続けた築地市場とは違い、豊洲市場は外気を遮断し、24時間空調で低温管理が可能な閉鎖型の「コールドチェーン」機能を持つ。

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