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【ノーベル賞】本庶さん基金創設 背景に基礎研究への危機感

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 ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった京都大の本庶佑(ほんじょ・たすく)特別教授(76)は、若手研究者を支援する1千億円規模の基金を設立し、賞金を寄付する意向を示している。背景にあるのは、若手研究者を取り巻く環境の悪化や基礎研究費が低迷する国内の現状への危機感だ。

 「基礎研究を計画的に、長期的な展望でサポートして若い人が人生をかけてよかったなと思えるような国になることが重要ではないか」。受賞決定翌日の2日、会見に臨んだ本庶さんは改めて自らの思いを報道陣に語った。

 科学研究費助成事業(科研費)が増額傾向になった時期に始めた自身の研究を振り返り「ずっと支援されて研究を続けてきた。非常に巡り合わせがよかった」と感謝した本庶さん。過去にも研究成果を基に実用化されたがん治療薬の売上高に応じたロイヤルティー(特許権使用料)で基金を創設する意思を表明していたが、ノーベル賞の賞金について問われると改めて「(若い研究者をサポートするための)大学の基金として寄付したい」と述べた。

 これまでノーベル賞の自然科学分野での日本人受賞者は本庶さんを含め23人。しかし、20年後にはこの分野の日本人受賞者はいなくなるのではないかと危機感を募らせる研究者も多い。

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