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里親家庭、子供たちが傷つかないために 学校での留意点は?

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 そんな実情への理解を促そうと8月下旬、東京都の「里親コーディネート事業」を担う3団体が、教職員らを対象に講座を開催。3団体の1つで、会場にもなった二葉乳児院(東京都新宿区)で、里親へのサポートなどを担当する鷲尾彩織さんや、里親の村木智行さんが、子供が学校で直面する困り事の実情を語った。

 集まった約30人の教師やスクールソーシャルワーカーらを前に、鷲尾さんは、10歳になる年を祝う「2分の1成人式」や「生い立ちの授業」など、生育歴を明かす小学校の授業を例に挙げ、「小さいときの写真を持ってきてくださいとか、名前の由来を問われることがあるが、子供の幼い頃の写真がなかったり、名前の由来が分からなかったりして戸惑う里親さんは多い」と伝えた。

 また課外授業などで保険証のコピーの提出を求められた際は、里親養育の場合、児童相談所が発行する受診券のコピーが必要となり、ひと目で他の子供との違いが分かるため「持って来て、といわれると不安に思う里親さんもいる」(鷲尾さん)という。

 実の姓か里親の姓か

 また学校生活中、実の姓か里親の姓(通称)のどちらを使うかも「18歳になり里親の措置が解除されたときに実の姓に戻るし、その後の生活などを考えるととてもデリケートな問題」だ。

 4人を養育する里親の村木さんは「子供の実の姓に里親の私が合わせ、学校では名乗るようにした」と明かした。

 これらに限らず、困り事が生じやすい場面はある。こうした事情に配慮や対応を図るには「里親さんと先生がコミュニケーションを密にとり、話し合うことが必要。先生が対応に困った場合は、その子供を受け持つ児童相談所の里親担当者に相談してもらえたら」と鷲尾さんは話している。

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