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サントリー美術館「醍醐寺」展 みうらじゅんさん、五大明王像に個性

重要文化財「五大明王像」(平安時代・10世紀)醍醐寺蔵 大威徳明王(左)が乗る牛が立っている
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 真言宗醍醐派の総本山、醍醐寺(京都市)は、足利将軍をはじめ時の為政者と深く関わり、歴史上、重要な役割を果たした名刹(めいさつ)。豊臣秀吉が最晩年に催した「醍醐の花見」の舞台としても知られている。国宝・重要文化財の仏像や仏画、書跡などえりすぐりの寺宝がいま、サントリー美術館(東京都港区)の企画展「京都・醍醐寺-真言密教の宇宙-」で公開中だ。

 「特に“醍醐寺オリジナル”を感じるのが五大明王像」。同展の「仏像大使」を務めるイラストレーターのみうらじゅんさん(60)が語る。当初の5像がそろう五大明王像としては、真言宗総本山の京都・東寺講堂のものに次いで古いという。

 中尊・不動明王の大きな目玉がせり出す憤怒の形相も迫力満点だが、残る4像に見られる細長い手足の豊かな動きも出色。先行例である東寺の五大明王像と異なる、“オリジナル”な表現も随所にある。わかりやすいのが大威徳(だいいとく)明王が乗る牛。座り込んでいるのが通例だが、珍しく立ち姿になっている。これにはみうらさんも「かわいいよね」。

 密教美術だけでなく、江戸初期の絵師、俵屋宗達による屏風や秀吉の愛用品として伝承される黄金の天目茶碗(ちゃわん)なども展示している。

 展示替えあり。11月11日まで、火曜休(11月6日は開館)。問い合わせは(電)03・3479・8600。(黒沢綾子)

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【用語解説】醍醐寺

 貞観16(874)年、空海の直系弟子である理源大師聖宝(しょうぼう)(832~909年)により開創。真言密教の中でも加持祈祷(きとう)や修法(すほう)など実践を重視する寺として発展した。

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