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【聞きたい。】『丸亀製麺はなぜNo.1になれたのか?』小野正誉さん 「こだわって実直に」で快進撃

小野正誉さん
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 □『丸亀製麺はなぜNo.1になれたのか? 非効率の極め方と正しいムダのなくし方』

 今春、国内外1000店舗を達成したうどんチェーン店の丸亀製麺。1号店開店から18年、店舗数、売り上げ(900億円超)でうどん業界No.1という快進撃の秘密とは-。

 「創業者、幹部でもない普通の社員が解説する会社の成長、強さ。一般の方にも何かのヒントになればと書きました。丸亀製麺のことでこれだけまとめたものはなく、社長も(執筆を)『いいよ、いいよ』と」

 丸亀製麺など国内外関連会社の経営管理をするトリドールホールディングスで社長秘書・IR担当。本書では、同社を牽引(けんいん)する粟田貴也(あわたたかや)社長の生い立ちから企業理念、アルバイト・パート従業員が活躍する店の舞台裏まで紹介している。

 店の入り口には小麦粉の袋が山積、オープンキッチンではうどんを作り、天ぷらを揚げ、おむすびを握るなど担当者が動き回り、活気があふれる。そのできたて、作りたて、臨場感こそが丸亀製麺の真骨頂。セントラルキッチンで作って運び、各店で簡単に調理する方が効率的だが、製麺機でうどん生地を作るなど、店内でスタッフがしっかり調理し、「人のぬくもりを感じる店」を貫いている。

 「お客さんに喜んでもらうにはどうすればいいか。飲食を商売とする者が失ってはいけないベースがぶれないところが一番の強さ。非常にシンプルなことにこだわって、実直にやり抜くことに価値がある」

 目からウロコの言葉も多い。〈全員「いいね」は結局売れない〉〈出る杭(くい)のほうが歓迎される〉〈チェーン店でも「百店百様」〉。〈他社に勝つことを目標にしていない〉ともある。

 「立地をめぐる陣地取りや、値下げ合戦など下手な競争はしない。他社と比べてどうというのは、ぶれの始まり。自社の持ち味、らしさを追求することが大切。人もそうですよね」

 ビジネスマンなどに注目され、発売2週間で増刷。本書も快進撃の気配か。(祥伝社・1500円+税)

 三保谷浩輝

                   

【プロフィル】小野正誉(おの・まさとも) 昭和47年、奈良県出身。神戸大卒業後、外食企業などを経て平成23年、トリドールホールディングス入社。26年から社長秘書・IR担当。

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