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ブランド継承、移転を機に店じまい…閉場の日に思い交錯する築地 

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 飲食店や専門店が並ぶ場外市場も、場内市場と二人三脚で築地ブランドを築きあげてきた。

 築地の華、まぐろの解体に欠かせない「まぐろ包丁」の刃渡りは長いもので1メートルを超える。大正7年創業の刃物専門店「有次(ありつぐ)」の社長、野崎和夫さん(60)は市場の取引が終わる時間帯になると、仲卸に請われて包丁を研いだり、微調整をしたりするために場外と場内の往復を続けてきた。

 平成25年、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されると、築地を訪れる外国人観光客が目に見えて増加した。一方で、場外市場には観光客を相手にしたすし店が増え、かつてあった乾物屋や道具屋、地元の住民が通う定食屋がめっきり減った。「多様な店が混在していた場外の特徴が画一的になってしまった」と変化に肩を落とす。

 有次は場外で営業を続ける。築地の閉場を横目に、野崎さんは「場内と場外が支え合っていた築地の面影を残すため、ここでふんばる」と自らを鼓舞した。

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