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西郷隆盛らの肉筆85点 大阪城天守閣で特別展開幕

西郷隆盛とともに討幕運動を主導した大久保利通の詩文(右の2点)も展示されている=大阪市の大阪城天守閣
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 NHK大河ドラマ「西郷どん」の主人公、西郷隆盛や勝海舟の詩文をはじめ、明治維新で活躍した人物の書や書簡を集めた特別展「幕末・維新の人とことば」が6日、大阪市の大阪城天守閣で開幕した。榎本武揚(えのもと・たけあき)、吉田松陰、福沢諭吉らの肉筆85点が展示され、多くの来場者が見入っていた。

 西郷隆盛の詩文は七言絶句。「世上毀誉軽似塵 眼前百事偽耶真」(世上の悪評や称賛の軽さはまるで塵のようだ。目の前の出来事は偽りなのか、本当なのか)と維新後の世を嘆く。

 後半は、「追思孤島幽囚楽 不在今人在古人」(思い出すのは孤島で過ごした幽囚の頃の楽しみ。そこには今人はおらず、古人だけがいた)。徳之島などに流刑された幕末を振り返り、理想に燃え、新しい世を創るべく奔走した志士を「古人」と呼んで懐かしむ。

 勝海舟の詩文は、旧幕府軍の代表として新政府軍代表の西郷と交渉し、江戸無血開城を実現させた明治元年のもの。「壮士が死をかえりみずに決戦にのぞむことを誰が責められようか」と旧幕府兵に同情しつつ、「多くの人々を救って天皇に答えるのだ」と内戦を避けることこそ尊王の志だと自らに言い聞かせている。

 ほかに、戊辰戦争に敗れたが、後に政府に重用される旧幕府軍総裁の榎本武揚が、獄中で新政府軍を一刀両断した戯れ歌の書などが注目を集めていた。

 特別展は11月25日まで。入館料600円(中学生以下無料)。問い合わせは大阪城天守閣((電)06・6941・3044)。

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