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日本酒の質、丹念に 東北清酒鑑評会 外国人評価員も

東北清酒鑑評会の審査の様子。今年初めて外国人の評価員が加わった=5日、仙台市青葉区(千葉元撮影)
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 東北6県の清酒製造者の技術や品質を競う東北清酒鑑評会で、評価会の最終審査が5日、仙台市内で開かれ、22人の評価員が丹念に味や香りを確かめた。仙台国税局が審査の様子を公開するのは初めて。海外への情報発信や輸出促進に向け、今年は外国人の評価員を初めて招いた。来月9日に各賞が発表され、表彰式が行われる。国内はもとより世界的にも品質に定評がある東北の日本酒。同局は鑑評会を通じてさらなるPRにつなげたい考えだ。(千葉元)

 「吟醸酒の部」と「純米酒の部」に、146の酒造場から388点が出品された。評価員は同局の鑑定官や酒類総合研究所(広島県東広島市)、製造技術指導機関の職員、酒造場の技術者が中心。

 今年は評価員に、英国出身で外国人初の杜氏(とうじ)、フィリップ・ハーパー氏、米国出身で日本酒の魅力を世界に発信する活動を続けるジョン・ゴントナー氏を迎えた。ハーパー氏は大阪国税局管内の鑑評会で評価員の経験をもつほか、ゴントナー氏は世界最大規模のワイン品評会、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)日本酒部門の審査員を務めている。

 IWC同部門では、今年の最優秀賞「チャンピオン・サケ」に福島県の蔵元「奥の松酒造」の吟醸酒が選ばれるなど、東北の日本酒が世界的に注目を集めている。山形県でも、国税庁から地理的表示「GI山形」の認定を受け、高い品質を保証するとともに日本酒ブランドの発信を強化している。

 東北6県の日本酒は、毎年春の全国新酒鑑評会で、最高賞の金賞受賞率が平成29年は50%、30年は41%と他局管内の比率と比較して群を抜いている。仙台国税局によると、管内における訪日外国人旅行者(インバウンド)の日本酒消費量、輸出量も「右肩上がり」(担当者)という。

 今回の鑑評会では、最優秀賞と評価員特別賞について、外国人評価員2氏から英文コメントが発表される予定。同局ホームページで公開し、海外へのPRに力を入れる考えだ。担当者は「業界で知らない人はいない2人。世界へ発信、拡散してほしい」と期待を寄せている。

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