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「オプジーボ」誕生で医療現場に変化 使用の医師語る

がん治療薬オプジーボの適応症
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 がん免疫治療薬「オプジーボ」開発のきっかけとなった「PD-1分子」を発見した本庶佑さん。患者に投与され、救われる命もあることについて「自分の研究に意味があるのを非常に実感するとき」と喜びをかみしめる。本庶さんの粘り強い研究から生まれたオプジーボをがん治療に用いる医師たちは、本庶さんの栄誉をたたえながら、画期的な治療薬の誕生で医療現場に起こった“変化”を語った。

 「オプジーボに救われた患者さんの姿を見ると、あってよかったと思う」

 大阪国際がんセンター呼吸器内科で肺がん治療を専門に行う今村文生医師(62)は、オプジーボが肺がんの治療に使われ始めた約2年半前から、患者に投与を始めた。今では、「有効な治療薬の一つとして、(地位が)確立されつつある」とその効用に信頼を寄せる。オプジーボに命を救われた患者を見てきたからだ。

 平成28年、80代の女性が今村医師のもとを訪れた。女性は進行性の肺がんで手術ができず、抗がん剤で延命するしかない状態だったが、女性は「抗がん剤を使いたくない」という。今村医師は女性の意向をくんで、オプジーボを投与したところ、「副作用もなく、非常によく効果が出た」。

 今では、がん細胞はほとんどなくなり、女性は元気に過ごしているという。女性は「死ぬことを考えていた」というが、「(病状が回復して)いろんなことに挑戦して、楽しいことをしようという考えに変わった」と今村医師に話すまでになった。

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