PR

ライフ ライフ

【view 写】北海道・十勝地方 北の実り運ぶ「ジャガイモ列車」

Messenger
ジャガイモを満載したコンテナを牽引(けんいん)し、北の大地を力強く進む機関車。1日1本の運行で、約450トンを本州へと運ぶ=北海道芽室町
ジャガイモを満載したコンテナを牽引(けんいん)し、北の大地を力強く進む機関車。1日1本の運行で、約450トンを本州へと運ぶ=北海道芽室町

 連なるコンテナに秋の実りを詰めて、ディーゼル機関車が十勝平野を力強く進む。9月中旬から1カ月間、「ジャガイモ列車」の愛称で知られる臨時の貨物列車が計約1万3千トンの“新ジャガ”を本州へ運ぶ。

 最大震度7を観測した北海道の地震で、列車の運行開始が例年に比べて約1週間遅れた。厚真町周辺の線路にズレが生じるなど、鉄道網も大きな打撃を受けたからだ。

 9月下旬、士幌町を訪ねると、ジャガイモの収穫は最盛期を迎えていた。

 同町など周辺4町で収穫されたジャガイモは「馬鈴薯(ばれいしょ)コンビナート」と呼ばれる巨大な集出荷貯蔵所に集められ全国各地に運ばれる。

 そのうち一部が帯広市で貨物列車のコンテナに積まれ、朝出発。翌日昼に埼玉県の熊谷貨物ターミナル駅に到着する。その後、食品工場に運ばれ、ポテトチップなどに加工される。

 過去にも北海道のジャガイモ産地は自然災害に悩まされた。

 2年前の夏、台風10号によって広範囲で浸水被害を受けた。そのため、原料不足から菓子製造会社は一部ポテトチップを販売休止にする事態にまでなった。

 士幌町の農家、洞田弘子さん(66)は「あの年は本当にひどかった」と振り返る。「幸運にも今回の地震でジャガイモの出来に影響はなかったが、物流が回復するか心配はあった」と胸をなで下ろし、収穫作業に汗を流していた。

 JA士幌町によれば、今年の収穫量は平年並みが期待できるという。同JAの食用馬鈴薯課の尾関博幸課長は「貯蔵庫があふれる前に列車が運行してくれてよかった」と安堵(あんど)した様子で話した。(写真報道局 鴨川一也)

                   

 ■掲載写真実費でお分けします

 問い合わせは、産経ビジュアル(電)03・3275・8775(平日の午前11時~午後6時)。ホームページは「産経ビジュアル」で検索。

                   

 動画は「産経フォト」sankei.com/photo/、または「YouTube」産経新聞チャンネルでご覧になれます。

                   

 ◇おことわり 「写 view」面は、次回10月7日付から原則月2回掲載します。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ