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【書評】『北のあけぼの 悲運を超えた明治の小学校長』沖藤典子著

『北のあけぼの 悲運を超えた明治の小学校長』沖藤典子著
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 激動の明治、北海道の初等教育に奔走した男の物語である。

 幕末、急変する社会を見据えて教育で身を立てようと決意する盛岡新田藩士の子、安田貞謹(さだもり)。私塾に夢を抱いて北の大地に飛び込み、突き進む若さ、バイタリティーがすさまじい。

 飛び込みで寺に「私塾に雇ってほしい」旨の張り紙をしたり、旧知の人に請われ、室蘭で校長になったり。アイヌの子供への教育をめぐって葛藤する場面は胸に迫る。

 北海道初の図書館をつくった貞謹は、ノンフィクション作家として知られる著者の母方の祖父。明治の男の一途(いちず)な生き方が光る。(現代書館・1800円+税)

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