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ゲノム編集解禁 「人類の未来」に影響… 倫理や安全に課題

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 ゲノム編集した受精卵の基礎研究が、来年4月にも解禁される。遺伝子を改変する技術は急速に進歩しており、難病の治療などにも寄与するとみられる一方、どこまで改変が可能か倫理面と安全面で課題がある。改変されたヒトの遺伝子は将来の子孫に受け継がれるため、「人類の未来」を変える要素もはらむ。(天野健作)

 「新しい技術をどう取り込むか、実際にやってみないと分からないが、指針で方向性をつくることができた。初めの一歩だ」。研究に関する倫理指針を了承した有識者合同会議の座長、埼玉医科大の石原理(おさむ)教授(生殖医療)は28日、神妙な面持ちでこう語った。

 ゲノム編集による基礎研究では、受精卵が胎児になるメカニズムの解明が期待される。今回の研究解禁は、疾患を持って生まれてくる子供の命を救い、流産の防止や不妊治療にも役立つ。

 今後は、遺伝性の病気やがんなどの治療を目的とした基礎研究解禁への議論も始まる。すでに米国の研究者は、ヒトの受精卵を改変し、遺伝性の心臓病を引き起こす遺伝子変異を修復する実験に成功し、昨年8月に発表。中国では2015年に受精卵のゲノム編集が始まっており、研究が先行している。

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