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【きょうの人】世界アマ囲碁選手権 史上最年少で日本代表 川口飛翔(かわぐち・つばさ)さん(16) 「中韓の選手に負けない成績を」

第40回世界アマチュア囲碁選手権の日本代表になった高校1年生の川口飛翔さん
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 来年6月に松江市で開かれる「第40回世界アマチュア囲碁選手権」の日本代表に選ばれた。60人が競った今月15、16日の代表決定戦を、史上最年少で制覇した。

 「優勝できるなんて思ってもおらず、うれしい。日本代表は重い。中国や韓国の選手に負けない成績を残せるようにしたい」

 埼玉県川口市出身。小学1年から地元の囲碁教室に通い、メキメキ力をつけた。3年からは東京都内の道場でプロ棋士の指導を受け、都道府県代表が集まる小学生の大会で、2年連続優勝するまで強くなった。

 プロを夢見て5年の秋に、日本棋院の院生に。「研修」と呼ばれる毎週土、日曜の院生同士の対局では、1位になる期間も長かった。しかし中学3年の5月、院生生活に終止符を打つ。

 「のちにプロになる同世代の人に勝てないことが増えてきた。もう、あきらめるしかないな、と」

 今年4月、筑波大付属駒場高校に進学。囲碁に携わるのは、自宅と都内の学校を往復する電車内でプロの対局棋譜をながめるくらいに激減した。それでもアマの世界に戻れば抜きんでた実力で、代表決定戦の決勝では、世界アマに2度出場した実力者に完勝した。

 井山裕太十段(29)が牽引するプロの世界と同様、アマでも中国や韓国が強い。今年の世界アマには60カ国・地域以上が参加した。しかし、日本勢は第27回を最後に優勝から遠ざかり、囲碁熱が高まる東欧勢にも押され過去10年間、3位にさえ入れない。

 「これまでのような取り組みでは足りない。質量ともに研究時間を増やして、来年に備えたい」。日本の復権をかけ、アマチュアとして世界へはばたく。(伊藤洋一)

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