PR

ライフ ライフ

広がる「墓じまい」 少子高齢化や家族の関係希薄化で、新規申し込みの10倍

Messenger

 外観は白い5階建てビルだが、室内は仏壇が置かれて静謐(せいひつ)な雰囲気が漂う。参拝所でICカードをかざすと機械が作動。扉が開き、故人の遺骨が墓石に納められた形で運ばれてくる。傍らにはデジタル写真の遺影、花も飾られていた。「老いが進む中、通いやすい場所に祈りの拠点があることは重要。しっかりと管理してくれることもありがたい」。父親のお参りにきていた葛飾区の男性(61)は満足げに笑った。

 運営する町屋光明寺の大洞龍徳(おおほら・たつのり)住職(48)は「屋外のお墓と同じようにお参りにきてもらい、家族の絆をつなぐ場所としていただきたい」と語る。

 葬儀・お墓コンサルタントの吉川美津子さんは「これからは『継がなくてもいいお墓』はさらに注目を集めるだろう。一方で家族の絆を次世代にどうつなぐか、といった視点も重要だ。残される人々が心穏やかにお参りできる場所となるかも考え、弔いの方法を模索していくべきだ」と指摘する。(三宅陽子)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ