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若年がん患者支援の手引、厚労省研究班員ら執筆

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 若い世代のがん患者の治療や支援に当たる医療者向けに、がんの特徴や望ましい対応方法をまとめた本「医療従事者が知っておきたいAYA世代がんサポートガイド」(金原出版、2800円+税)が出版された。

 AYA世代は、思春期・若年成人を指す。国立がん研究センターの推計によると、この世代(15~39歳)でがんと診断されるのは年間2万1000人余り。人数が少ないため治療実態の把握や支援が遅れており、政府が昨年まとめた第3期がん対策推進基本計画に診療や支援の強化が明記された。

 ガイドの執筆は、平成27~29年度にAYA世代の治療や支援ニーズについて調査した厚生労働省研究班(研究代表・堀部敬三名古屋医療センター臨床研究センター長)のメンバーやがん経験者らが分担した。

 体や心のほか、社会人としても成長段階にある世代ならではの悩みを抱えやすく、治療が進学、結婚など人生の重要な出来事と重なるため、それに配慮した支援が必要と指摘した。

 就労や子供を授かる機能を保てるかなど、多くの患者が抱える悩みへの対応法を紹介している。

 不足している支援人材育成のため、研究班のメンバーを中心に、一般社団法人「AYAがんの医療と支援のあり方研究会」(事務局・名古屋市)が4月に発足した。理事に就いた全国がん患者団体連合会の天野慎介理事長(44)は27歳で悪性リンパ腫を発症。同世代の患者に出会えず相談先もなく、孤独な闘病だった。ガイドについて「患者が自分の病気を学ぶのにも役立つ」と話している。

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