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感じる明治150年 今に通じる動画的表現…月岡芳年展

月岡芳年「英名二十八衆句 高倉屋助七」 慶応3(1867)年
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 明治改元から150年。美術界では明治期に活躍した浮世絵師に関連し、展覧会や関連本の出版が相次いでいる。幕末から明治の激動の時代に生きた、知られざる優れた絵師の一端が見えてくる。(渋沢和彦)

                   

 東京の練馬区立美術館で開催中の「芳年 激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」展。躍動的な武者絵や妖艶(ようえん)な美人画などとともに、刀で斬られ血が飛び散る刺激的な作品が並ぶ。“血みどろ絵”の絵師、月岡芳年(よしとし)の作品だ。

 天保10(1839)年、江戸に生まれ、明治25年数え54歳で死去した。12歳で歌川国芳に入門して幕末には武者絵などを描いていた。代表シリーズ「英名(えいめい)二十八衆句」は、歌舞伎や講談などの刃傷(にんじょう)沙汰を主題とした28図の血なまぐさい図。国芳門の兄弟子の落合芳幾(よしいく)(1833~1904年)とそれぞれ14図ずつ描いた競作だった。

 また、芳年は慶応4年、江戸・上野で起こった明治新政府軍と旧幕臣からなる彰義隊との戦いの地を、弟子を連れて取材。「魁題百撰相(かいだいひゃくせんそう)」で表現した。

 「実際に戦の跡地に出向き、しかばねを写生していた。だから芳年の絵は荒唐無稽ではなくリアリズムがあり作品の魅力」と同館の加藤陽介学芸員は解説する。

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