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【認知症薬に挑む】(中)正解分からず試行錯誤 予防薬にシフトも

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 アルツハイマー型認知症の原因は、脳内にアミロイドベータ(Aβ)が蓄積するためか。エーザイとバイオジェンが共同開発中の新薬候補が初めて症状の改善や進行を止める可能性を示したことは、Aβの蓄積が認知症の要因とする「Aβ仮説」が再び“創薬の中心”となる可能性を示した。

 気になる研究結果もある。東京大の岩坪威(たけし)教授らのグループが5月に発表した研究結果によると、もの忘れが多くなるといった発症前の段階である「軽度認知障害(MCI)」と判定され、Aβの蓄積があった患者の6割が3年以内にアルツハイマー型に進行したが、残りの4割の人は3年では進行しなかった。グループは「日本人におけるMCIが認知症に進展してゆく過程が初めて明らかになった」とするが、患者によって進行速度や症状の出方に差があることも示した。

 アルツハイマー型認知症の原因を、「タウ」と呼ばれる別のタンパク質に求める説もある。タウもまた、増加とともに脳の神経細胞に障害を与えるとされる。Aβだけに着目するのではなく、タウをターゲットにした新薬の開発も行われているが、大きな成果は出ていない。

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