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【書評】作家・畑中章宏が読む『仏像と日本人 宗教と美の近現代』碧海寿広著 仏像は宗教の排他性超える

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 仏像ブームに大きく貢献した、いとうせいこうとみうらじゅんの『見仏記』にも言及。いとうの観念的な考察と、みうらの軽めのイラストが絶妙なバランスをとるが、これまでに蓄積されてきた仏像巡りの近代的伝統の上に立っているという指摘は鋭い。

 最後に、観光客の無責任さに可能性を読み取る東浩紀の見解をもとに、仏像は宗教の排他性を超えて〈信者と非信者=観光客を、同じ寺院の空間に共存させる〉存在になりうると述べられる。その視点はとても魅力的だ。(中公新書・860円+税)

 

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