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【書評】静岡大学名誉教授・小和田哲男が読む『信長君主論』関厚夫著 マキャベリが戦国武将分析

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 たとえば、天正10(1582)年正月の茶会に、光秀は信長の書を掛けていることで、私などは、「正月の時点では、光秀は信長に心酔していて、謀反をおこそうなどとは考えていなかった」と書いてきた。ところが著者は、マキャベリの『政略論』に「人はけっして自分の心の奥底をさらけだしてはならない」とあるのに注目し、「光秀が示した信長への過剰なまでの礼賛に、底意を隠すためのあざとさをみることができるだろう」としている。

 たしかにそのようにもみられるわけで、マキャベリの言葉を通して、本書冒頭の「是非に及ばず」の読み方も含め、本能寺の変を見直すきっかけを与えられた感がある。(さくら舎・1600円+税)

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