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スリランカにありがとうを伝えたい 長野市の主婦が「お寺」を寄贈

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スリランカにありがとうを伝えたい 長野市の主婦が「お寺」を寄贈

スリランカに「お寺」を寄贈する発起人となった木村里恵さん(右)=11日、長野市(久保まりな撮影) スリランカに「お寺」を寄贈する発起人となった木村里恵さん(右)=11日、長野市(久保まりな撮影)

 建設費は、机などの備品購入や運営費などと合わせ計1千万円。木村さんらの取り組みが口コミやインターネットなどで広がり、わずか8カ月で目標額に達したという。協力した人は全国で総勢1千人を超えた。

 ■お寺で瞑想を

 現地でのお寺の意味合いは、宗教活動の中心になっている日本とはいささか趣を異にしていて、「憩いの場所」とされている。心身を休める「メディテーション(瞑想(めいそう))センター」と位置づけられているわけだ。

 お寺は、この地を訪れた観光客にそんな体験をしてもらう休憩・宿泊施設となっており、宿泊部屋のほかに、ダイニングとかキッチン、澄み切った青空や満天の星を満喫できる中庭などを備える。

 7月26日には現地で開所式が行われ、同国のマイトリーパーラ・シリセーナ大統領も駆けつけた。大統領は式典で、「スリランカと日本は昔から友好の深い国。今回の寄贈には、とても感謝している」と述べた。

 ■友好の懸け橋

 「僧侶との約束を果たせてよかった」

 木村さんは今、実現にこぎ着けられて胸をなで下ろしている。だが同時に、建てて終わりではないとも思い定めてもいる。「もっと日本人に訪れてもらいたいし、日本がスリランカに愛されていることを知ってほしい」。

 今後、現地に多くの日本人が足を運んでくれるよう、NPO法人を立ち上げるなどし、定期的にツアーを企画していくという。

 約1千人に及ぶ日本人の恩情なり思いやりなりが結実して建てられたお寺は、両国の友好の懸け橋として、末永く力を発揮することになりそうだ。

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