PR

ライフ ライフ

スリランカにありがとうを伝えたい 長野市の主婦が「お寺」を寄贈

スリランカに「お寺」を寄贈する発起人となった木村里恵さん(右)=11日、長野市(久保まりな撮影)
Messenger

 スリランカにありがとうを伝えたい-。日本から遠く離れたスリランカの山の麓に、そんな思いで長野市在住の主婦が「お寺」を寄贈した。ある現地僧侶との偶然の出会いが彼女を動かし、1千人以上の日本人から寄付金を募って実現した。お寺は今年7月に開所し、同国を訪れた観光客の休憩・宿泊施設として活用されている。今後、多くの日本人に訪れてもらえるよう、ツアーの企画などにも乗り出すという。日本-スリランカの友好を深める「懸け橋」になりそうだ。(久保まりな)

 ■現地を観光中に

 寄贈の発起人となったのは、長野市の主婦、木村里恵さん(38)。平成28年10月、友人との旅行でナーマルウヤナ国立公園内の観光地「ローズクオーツマウンテン」を初めて訪れた際、現地で出会った僧侶に突然、声をかけられたのがきっかけだった。

 観光地は、薄桃色した水晶に覆われ、木々が生い茂る神秘の地として知られている。隠れたパワースポットとして知る人ぞ知る。

 「この場所に、みんなが心休める場所(お寺)を作ってくれませんか?」

 初対面の僧侶からなんともぶしつけなお願いをされたという。それでも観光地の豊かな自然に魅了されていた木村さんは、二つ返事で引き受けた。「僧侶とは通ずるものがあったのかしら。なぜか思わず、『わかりました』と答えました。今思うと不思議です」と振り返る。

 この場所のすばらしさを国外に発信してほしい-。僧侶の気持ちが以心伝心で木村さんに伝わったのかもしれない。

 ■寄付集めに奔走

 スリランカは、1951(昭和26)年のサンフランシスコ講和会議が開催された際、ジャヤワルデネ初代大統領が日本を擁護する演説をするなど、日本とのつながりが深い親日国である。

 木村さんは「日本の平和があるのはスリランカのおかげ。同国への恩返しにもなる」と奮起。平成29年1月に賛同する仲間とプロジェクトを立ち上げ、寄付金集めに奔走した。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ