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【話の肖像画】パソナグループ代表・南部靖之(3) ベンチャー三銃士が出会う

テンポラリーセンター創業間もない頃(右端が南部靖之氏、本人提供)
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 〈大阪で前身のテンポラリーセンターを創業、「人材派遣」を始めたパソナは東京で次々と新事業を展開し、女性の需要を取り込んで急成長する〉

 創業5年後の昭和56年、東京・大手町に女性のための会員制サロンをオープンしました。勤め先や家のことなど、女性が仕事帰りに集まって話をできる場所があまりなかったんですよ。58年には、まだ使える人が少なかったワープロのスキルを主婦や女子大生に身に付けてもらおうと、「OAショー」を開きました。高価だったワープロを主婦に貸して在宅勤務する「完全在宅勤務制度」を始め、この言葉は用語辞典にも掲載されました。ワープロの普及にも貢献しましたね。

 東京に出てきたのは25歳の時ですが、そこで僕は、もう一人の人生の恩師である経営学者の野田一夫先生と知り合いました。

 〈野田氏の下で、後にベンチャー三銃士と呼ばれるソフトバンクグループ会長兼社長の孫正義氏、エイチ・アイ・エス(HIS)会長の澤田秀雄氏と出会う〉

 時代劇の銭形平次にも登場する東京・八丁堀に最初の事務所を構えて間もない頃でした。ばりばりやろうとスーツで歩いていると、有名ホテルの隣のビルに重たそうに荷物を運んでいる人がいる。「お手伝いしましょう」と声をかけました。それが野田先生でした。当時の大学教授としてはめずらしく学外に研究室を持ち、ベンチャー企業も経営していました。僕のことを引っ越し屋さんと間違えたようでしたが、それからお付き合いが始まりました。

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