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【がん電話相談から】胃がん術後補助化学療法、TS-1の投与法

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 Q 67歳の男性です。2カ月前、胃がんで胃を3分の1切除しました。リンパ節転移が33個中1個あり、ステージIIIの診断でした。再発予防のため、術後補助化学療法として1年間のTS-1内服を勧められ、4週間続けて内服し2週間休むとの説明でした。通院しやすい地元の病院で治療を開始したところ、2週内服し1週休むスケジュールです。投与法が違いますが、大丈夫でしょうか。

 A 手術でがんを切除した後、ミクロレベルで残っているがんに対して行うのが、術後補助化学療法です。TS-1の1年間内服は標準的な治療で、これによって再発が10%減ることが分かっています。4週間投与して2週間休むのが原則ですが、年配の方などで治療がつらい場合は、2週間投与で1週間休む方がスムーズに行くことがあります。飲む薬の量は同じで、どこで休むかの違いだけなので、治療効果に大きな差はないといわれています。

 Q 腹部の軽い発疹、口内炎、下痢などの副作用があります。食事の量が以前より減っているのが気になります。

 A TS-1の副作用は吐き気や食欲不振、皮膚の発疹、口内炎などです。下痢は胃の手術後に起きる人が結構いますので、必ずしも抗がん剤の副作用によるものではないと思います。自分で分かるこのような副作用のほかに、白血球減少など血液毒性が出ることもあるので、定期的な血液検査も必須です。

 食事は最初はたくさん入らないでしょう。回復は3カ月、6カ月単位でよくなっていくので、あせらないことが大事です。少なめに食べているうちに、だんだんに通りがよくなり、食べる量が少しずつ増えていきます。最終的には、術前より体重が5~10%くらい減ったところでおさまるのが普通です。また、脱水にならないよう水分をしっかり取ってください。

                   

 回答には、がん研有明病院の山口俊晴名誉院長(消化器外科)が当たりました。カウンセラーによる「がん電話相談」(協力:がん研究会、アフラック、産経新聞社)は、(電)03・5531・0110。月~木曜日(祝日は除く)午前11時~午後3時。相談が本欄に掲載されることがあります。

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