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【クローズアップ科学】戦艦「武蔵」発見者もうなる日本の総合力 深海無人探査レース、来月にも決勝

第2ラウンド進出チームであることを示すトロフィーを持つチーム・クロシオの大木健共同代表=8月2日、神奈川県横須賀市の海洋研究開発機構(松田麻希撮影)
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 深海を無人ロボットで探査し、海底地図を作製する国際的な競技レースが来月にも、クライマックスを迎える。唯一の日本勢として決勝戦に臨む「チーム・クロシオ」に勝算はあるのか。戦略を探った。

後にも先にもない大規模競技

 海底地図を作る、とてつもない規模の国際レースが開催されるらしい-。2015年の暮れ、海洋研究の関係者に衝撃が走った。

 競技課題は4000メートル級の深海底の地形図作製と写真撮影。人間は海に入らず、自律型の海中ロボット(AUV)を使って行う。賞金総額は700万ドル(約7億8000万円)だ。

 主催する米国の非営利組織「Xプライズ財団」は、科学の発展やイノベーション(技術革新)を加速するため、高額な賞金を懸けたさまざまな競技レースで世界中のチームを競わせている。過去のレースでは日本チーム「HAKUTO(ハクト)」も健闘した月面無人探査が有名だ。

 深海底の探査レースに参加しようと、日本でいち早く動いたのが、海洋研究開発機構の中谷(なかたに)武志氏と大木健氏、東京大のソーントン・ブレア准教授、九州工業大の西田祐也特任助教の若手研究者だった。東大駒場キャンパス(東京都目黒区)に集まり、打ち合わせを重ねた。

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