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ITで介護現場支援 行政書類が簡単なソフト、工事見積もりアプリ開発

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ITで介護現場支援 行政書類が簡単なソフト、工事見積もりアプリ開発

 介護現場にITを導入し、業務を効率化する動きが広がっている。現場の介護職員らが担当している事務作業を軽減するため、行政に提出する書類を簡単に作成できるソフトウエアが登場。手すりの設置など自宅のリフォームの手続きを短時間で完了させるアプリを開発する取り組みもみられる。

 ◆ネット上に記録

 さまざまな業種で人手不足が問題となる中、介護サービスを手掛ける介護事業所の人材難はとりわけ深刻だ。高齢化の急速な進行で介護サービスの需要の増大は確実となっているが、現状でも必要な職員の数を確保できていない事業所が多数ある。

 仕事内容の難しさに比して給与水準が低いとみられること、また、事務作業に伴う勤務時間の長さが人材確保の難しさにつながっているとの指摘がある。

 さいたま市の「あしすとリハ与野」は、機能訓練に特化した通所型の介護施設だ。40代から90代まで、毎日30~40人の利用者が理学療法士による訓練や、機械を使った運動療法に励んでいる。

 あしすとリハ与野が昨年から導入しているのが、介護事業所向けシステムを手がけるエス・エム・エスが開発した「カイポケ」だ。タブレット端末に利用者の血圧、脈拍などのデータや、その日に実施したリハビリ内容を入力すると、インターネット上に即座に記録される。

 ◆残業削減に効果

 複数の端末から利用者それぞれの状況を確認できるほか、行政に出す資料も自動で作成される。施設を運営するメディカルアシスト(埼玉県上尾市)の岩崎英治社長は「行政に提出するための月末の記帳作業を大幅に削減できた。職員の残業は非常に少ない」と強調する。

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