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【原発最前線】トリチウム含む処理水の海洋放出に批判続出 「報道」が反発煽る? 公聴会の議論かみ合わず

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 富岡会場では漁業関係者2人が含まれ、試験操業に携わってきた漁師の小野春雄さんは「福島の海に放出することだけは絶対に反対。本格的な操業がまた何年も遅れるばかりでなく、漁労技術も途絶えてしまう」と風評被害への不安を訴え、「目の前の海で自由に魚を捕れない苦痛を皆さん分かりますか。漁師が納得する方法を採ってください」。当事者の声が会場を圧倒した。

 海洋放出に反対する人々からは、代案として原発敷地内外でのタンク保存継続のほか、「経済産業省前か東電本社前で放出、保管すべきだ」と主張する声もあった。暴論のようだが、この問題を福島だけに押しつけず、より多くの人が「当事者」として向き合うために、「東京での処分」は一考に値するのかもしれない。

 トリチウムを含む処理水 東京電力福島第1原発で8月現在、約92万トン、タンク約680基分が貯蔵され、タンク増設が限界に近づいている。第1原発では原子炉建屋内に流入した地下水や、事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)を冷却するための注水が汚染水となって増え続けており、東電は多核種除去設備(ALPS)で汚染水を浄化しているが、トリチウムは除去できない。トリチウムは放射線のエネルギーが弱く、通常の原発では希釈した上で海に放出している。

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