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【老舗あり】さいたま市 清香園 愛好家開拓 進化する盆栽

代々受け継がれている五葉松を手入れする清香園5代目の山田香織さん=さいたま市
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 日本が誇る伝統園芸「盆栽」がそのまま地名になっているエリアがある。

 さいたま市北区盆栽町。昔から老舗の盆栽園が集結する一帯を「盆栽村」と呼んでいたことが由来だ。盆栽村の発祥は大正12(1923)年の関東大震災直後にさかのぼる。東京で被災した盆栽園が震災から2年後、新天地として当時の大砂土村(おおさとむら)に移転、再起を図った。

 盆栽村にある大宮盆栽美術館によると、もともと東京の都市化が進み、空気も汚れ、郊外への移転を検討していたところに震災が直撃し、決断を後押しした。最初は5つほどの盆栽園が移転。盆栽村と呼ぶようになり、ピーク時の昭和10年ごろには35の盆栽園が点在した。

 しかし、戦後は転廃業が相次ぎ、現在、残っているのは6園。その一つが清香園だ。ペリーの黒船来航で江戸幕府を揺るがせた嘉永年間の創業で、昭和18年に戦災を逃れるため、東京から盆栽の“聖地”に移った。

「小さな四季」楽しむ

 盆栽の販売・管理が主流だったが、約170年の歳月が過ぎ、清香園が提供する盆栽は進化している。

 先代から基礎を学んだ5代目の山田香織さん(40)は大学4年の就職活動の最中、悩んだ末に家業を継ごうと決心し、平成11年に「彩花盆栽」の教室を始めた。彩花盆栽とは先代が提唱し、樹木と草花を寄せ植えにして鉢の中に「小さな庭」のような景色をつくるスタイルだ。

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