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もんじゅ廃炉、見通せず 相次ぐトラブルに地元不安

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もんじゅ廃炉、見通せず 相次ぐトラブルに地元不安

もんじゅの燃料取り扱い設備を操作する職員=午前10時30分、福井県敦賀市(代表撮影) もんじゅの燃料取り扱い設備を操作する職員=午前10時30分、福井県敦賀市(代表撮影)

 規制委は27年、トラブル続きだったもんじゅの運営主体を機構以外に変更するよう文部科学相に勧告した経緯がある。今年6月に行われた規制委と地元・福井県の首長との意見交換では「規制委からもんじゅ運転の資格がないと勧告された機構が、廃炉を安全に進められるのか」などと疑問の声が上がったが、地元の不安は解消されていないのが現状だ。

 また、取り出した使用済み燃料やナトリウムについて、政府は再処理のため県外に搬出することを決めているが、その処分方法などは文科省が福井県に「30年末までに検討する」と表明したものの、具体的には決まっていない。

 規制委の更田(ふけた)豊志委員長は29日の定例会見で、もんじゅの廃炉について「スケジュールありきでなく、安全性第一に作業に取り組んでほしい」と機構に要望した。国費1兆円をつぎ込んだもんじゅ。「夢の高速炉」の後始末には、厳しい視線が注がれている。

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