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【書評】書道家・武田双雲が読む 『硯の中の地球を歩く』 石への強烈な愛と努力

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【書評】
書道家・武田双雲が読む 『硯の中の地球を歩く』 石への強烈な愛と努力

『硯の中の地球を歩く』青柳貴史著 『硯の中の地球を歩く』青柳貴史著

 硯職人4代目としてのプレッシャー、誇り、伝承された知識、技術を持って、石との対話を丁寧に積み重ねながら彫り上げていく。最高の硯を生み出すために、自身の体も心もやわらかくするための努力を惜しまない。

 「硯もほっておくといじける」という。硯が心を持っていると本当に信じているからこそ、あれだけの美しい硯を生み出すのだろう。僕もこの本を読んで、硯への愛が一気に深まった。(青柳貴史著/左右社・1650円+税)

 評・武田双雲(書道家)

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