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【クローズアップ科学】人と共存する「ソフトロボット」 しなやかに進化 介護・災害で活用へ

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変形して寄り添う

 環境や対象物になじむことができるのがソフトロボットの大きな特徴だ。鈴森教授は、網状の繊維で覆ったゴム製のチューブを空気圧で収縮させる「人工筋肉」を研究している。柔らかく太さが2~5ミリと細いため、人の体に添う。布に織り込んで服のように着られるサポートスーツの開発に取り組んでおり、体が不自由な高齢者や障害者のほか、介護する人の動きも支援しようとしている。

 物をつかむロボットハンドにゴムや布などの材料を使うと対象物の形に合わせて変形するので、形が不規則な物にも対応できる。柔らかい果物や食品など人の手でしか扱えなかった物も任せられる可能性がある。

 東北大の多田隈(ただくま)建二郎准教授らは、柔らかい物だけでなく、とがった物もつかめるロボットハンドを開発。防刃生地の袋でできた半球形状のハンドで、包み込むようにつかむ。がれきを持ったり、破損したバルブを操作したりすることができ、災害現場での活用を目指している。

 当たりが優しく安全なことは災害現場でも求められる。袋状の構造を気体で膨らませて支える「インフレータブルロボット」は、衝突しても人をけがさせたり、がれきを崩したりする危険性が低い。ロボット自体も壊れにくい。

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