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編集者・松岡正剛さん「千夜千冊エディション」刊行 読書体験から生まれた世界観

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編集者・松岡正剛さん「千夜千冊エディション」刊行 読書体験から生まれた世界観

約6万冊の蔵書を背景に、読書の快楽について語る松岡正剛さん 約6万冊の蔵書を背景に、読書の快楽について語る松岡正剛さん

 文学から哲学、物理学まで、古今の名著の魅力を、エッセーの形で紹介する。読書通の間では有名な書籍案内ウェブサイト「千夜千冊」を運営する編集者の松岡正剛(せいごう)さん(74)が、同サイトを書物として再構成した『千夜千冊エディション』シリーズを角川ソフィア文庫から刊行した。

 宗教や音楽、宇宙論など幅広いトピックを扱い、1970年代に大きな影響を与えた雑誌「遊」を創刊するなど、博覧強記の伝説的編集者として知られる松岡さん。「千夜千冊」は平成12年に開設し、1人の著者につき1冊を原則として、現在までの18年間で紹介した本は1700冊近い。今回のシリーズではこの膨大な蓄積を松岡さんがテーマごとに配列し直し、加筆修正を行った。『本から本へ』『デザイン知』の2冊が刊行済みで、最終的には10冊を超える大型シリーズとなる見込みだ。

 ウェブサイトと文庫本では、当然読まれ方も違ってくる。その差をどう埋めるかについては、特に熟慮したという。

 「本についての読み方や読んだ経験、ある本を選び、そこから別の本を選んでいって、かつて読んだ本をもう一度取り上げる、というのが『千夜千冊』の生きざま。サイトを知らない人のことも意識し、1冊目はその生きざまが出やすい構成にしようと考えた」

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