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【解答乱麻】自立心育む、ひと夏の体験 ジャーナリスト・細川珠生

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 この夏、息子(中学生)は、単身アメリカでサマーキャンプに参加した。意思疎通が可能な英語力はなく、本人にとっては不安いっぱいであったに違いない。その息子からキャンプ解散時、「帰りたくなかった」という感想を聞いた時には、私自身、試行錯誤の中、実現させた夏の経験がひとまず実りあるものになったことに安堵(あんど)した。

 子供は親が心配するより、実は潜在的な能力をたくさん持っていると思うことは、子育てをしていて度々感じることだ。今回のような機会も心配がなかったわけではないが、最終的には、どんな困難も乗り越えていけると、息子を信じるしかなかった。しかし、私自身も、そう思うに至るまでには、懇切丁寧なキャンプ主催者からのさまざまなサポートがあった。

 キャンプのハンドブックには実に事細かい説明がある。例えば、ホームシックに対して、長年の経験に基づき、解決にあたるという毅然(きぜん)とした方針と同時に、何かあれば帰ってきていいからなどいう安易な約束は事前にしないようにと、親に対して具体的な“注意”があるのだ。もちろん、本当に深刻だった場合には帰宅もオプションではあるが、例年2%未満だという。大概の場合は乗り越えられると勇気づけられるのである。

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